
私は月1回の温泉をご褒美にしてるOL!
掛け流しにこだわり、温泉宿を女性目線でご紹介しています。
今回は群馬県は四万温泉にある「中生館」さんに一人で宿泊してきました。


- 四万温泉の優しいお湯が掛け流し
- 一人泊プランがメインの温泉宿
- 2食付き11000円〜とリーズナブル
一人で静かに癒されることが推奨されているお宿です。自然に囲まれて過ごす時間はまさにリトリート。後述する露天風呂や男女別のお風呂の設備など、どちらかというと男性におすすめかな。
四万温泉の奥地にあり、積善館などのある中心地と比べると本当に静かで大人な時間を過ごせます。
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四万温泉中生館に女一人泊
【中生館のアクセス】四万温泉の最奥に位置。バス停からの送迎あり
- 群馬県吾妻郡中之条町大字四万乙4374
- 東京駅→四万温泉は高速バスで
- バス終点「四万温泉」から送迎あり。徒歩だと30分


中生館は四万温泉の最奥のエリアの「ひなたみ地区」にあります。千と千尋の神隠しのモデル地として有名な積善館のある中心エリアから徒歩で30分、車で5分ほど離れています。ひなたみ地区にあるお宿だと以前「湯の宿 山ばと」さんに宿泊したことがありこちらも素晴らしいお宿。




今回四万温泉までは東京駅からの高速バス「四万温泉号」を利用しました。東京駅→四万温泉は途中休憩を挟んで伊香保を経由して4.5時間ほど、料金は3500円でした(2025年11月現在)。
この関越バスが運行する四万温泉号は通常便と冬春の増便があり、増便の方が時間が良いです(2025年度の増便の名称は伊香保四万温泉号羽田線)。増便の方は四万に午後3時半に着き、帰りも四万を11時に出るという観光なし温泉のみを楽しみたい人にはうってつけの時間帯に運行されています。しかし通常便の方は四万に12時過ぎに着き帰りも14時くらいに出るという、何をして時間を潰せばいいのか全くわからないスケジュール。
四万温泉は何度も行っていますが食事処もあまりなく観光地も離れているためそんなにやることがないんです。個人的には増便の時間帯が通年運行になればいいのにと思うのですが……。
結論、東京から高速バスで行きたい人は2025年現在は冬か春をおすすめします。
関越バスのHPも正直わかりにくいので、高速バスで行きたい方は楽天トラベルの高速バスページで調べる方が簡単だと思います。


四万温泉号の終点は四万グランドホテル前。中生館までは徒歩30分ですが送迎もあるのでお願いしました。バスが着いてから電話をするとすぐ迎えに来てくださいました。


約5分ほどで宿に到着。知ってはいたけれど本当に四万温泉の最奥にありました。中心エリアから歩けはするけど、真冬は厳しいかな…。送迎をお願いするのが無難かと思います。


ピカピカのフロントと床!おそらく古い建物の基本はそのままにリノベをした感じです。チェックインをして館内の案内をしていただいた後にお部屋へ向かいます。
【中生館のお部屋】一人旅に特化した客室が多くソロ温泉にうってつけ!カプセルルームに宿泊
中生館はシングルのお部屋を中心としています。今回はカプセルルームに宿泊してみました。


カプセルルーム「森の部屋」。お布団とデスクのみというミニマルなお部屋ですが、全体で10畳弱あり思っていたより広さがありました。トイレや洗面所、冷蔵庫などは共用ですが、その代わりに宿泊費はお安く抑えられます。


窓に面したデスクがとても素敵。テレビはないのですぐそばを流れる川の音を聞きのんびりします。


畳敷きの上にお布団!枕元にコンセントがあるのも寝ながら充電する族としては嬉しいところです。


入り口近くにクローゼットがあり、浴衣と丹前とアメニティーが用意されていました。


アメニティーはフェイスタオルと歯ブラシ。そしてこのプランだと基本的にはバスタオルはつかないそうなのですが、女性にはサービスということでバスタオル。


いわゆる旅館らしいお部屋ではありませんが、個人的にはこういう無駄を削ぎ落としたお部屋は結構アリです。


続いて共用部分。まずはカプセルルームの宿泊者が使えるコワーキングエリア。


ホットドリンク類は一部有料のものもありますが基本的に無料でいただけます。電子レンジもあるので持参品を温められるのもありがたいです。


こちらは宿泊者全員が使える共用の冷蔵庫と有料ドリンクの冷蔵庫。


お酒は四万のクラフトビールに日本酒と色々と揃っていました。お値段も割とお手頃かと思います。


またこちらに貸出のドライヤーがあり、部屋で使って使い終わったら各自戻すスタイルです。




お手洗いと洗面所は各階にありとても清潔でした。お手洗いは男女別です。
【中生館の温泉】四万の優しい温泉が掛け流し。夜2時間だけ男女浴場入替があるが、男湯の方が圧倒的に良い




早速お風呂へ!写真正面にあるのが男湯(19-21時までは女性用)、そして写真右手を下ったところの女湯(19-21時までは男性用)のお風呂があります。黄色のタオルは使い放題です!


お水が用意されているのも地味に嬉しいポイント!


まずは通常時女性用のお風呂から。
脱衣所はかなりシンプルな造りでカゴがいくつか置かれているだけ。左側のキャンプ用椅子は休憩用かな?


小さめの浴室ながらも窓が大きくとられていて採光もよく、下を除けば四万川が流れる素敵なお風呂です。


シャワーは1つのみでシャンプー、ボディーソープ、そしてコンディショナーがありました。
体を洗ってから浴槽に浸かります。


浴槽は小さく、2人入ったら手狭な感じ。もちろん掛け流しです。


優しく、肌触りの良い四万のお湯。無色透明でクセもありません。
中生館のお湯は四万温泉の中だと比較的ぬるめかも(とは言っても41-2度くらいはありそう)。長湯できて良いです。


続いては通常男性用のお風呂。先述の通り19-21時は女性用になります。
脱衣所は女性用と比較してかなり広め、そして露天風呂があるからか笠もありました。


まずは内湯。石造りのお風呂で手前がぬるめ、奥が熱めのお湯です。シャワーはこちらも1つ。


続いては露天風呂、こちらはかなりぬるめでした。夜に入ったからかな?
この他にかじかの湯という川に面した外から丸見えの露天風呂もあるそうなのですがそちらは夏季限定だそうで今回は解放されていませんでした。
結論から言うとお風呂は男湯の方が断然よかったですね…。夜の2時間だけ入れ替えとは言わず、夜と朝で入れ替えとかにしてくれないかなと女性の私は思うのでした。
【中生館のお食事】お部屋でいただける!一番リーズナブルな「ぐんま御前」でも満足度はかなり高い
夕食
今回は「ぐんま御前」という一番リーズナブルな食事のプランで予約しました。
一人宿泊の場合はなんとお部屋まで食事を運んできてくれるんです!さすが一人旅に配慮された宿…。






こちらはお部屋に用意されていたドリンクメニュー。ウイスキーやジンも何種類も用意されていて中々の品揃えです。


じゃらんや宿のHPを見る限りぐんま御前はかなり質素なのかな?と思っていたのですが、このバリューム!!かなり食べ応えがありそうです。


飲み物は悩んだものの、結局キリンの大瓶(700円)にしました。
グラスまでよく冷えた状態で持ってきてくださるの、控えめに言って神。乾杯!


刺身こんにゃく、煮卵と茄子の煮浸し、お漬物色々。酒のつまみとして100点。


お吸い物は茗荷の香りが効いてて美味しい!そうめんも良い感じです。


メインの角煮は大きい豚肉が3つも入っていてお肉ホロホロ味しみしみで美味しかったです。食べ応えもすごい。


ご飯はお櫃でたっぷり持ってきて下さいます。


食後のデザートはプリンとりんご。プリンが濃厚で美味しかったです。
本当にリーズナブルなプランなの?と思うような味・量共に大満足の内容でした。ちなみに食べ終わったら自分でコワーキングスペースに持っていけばOK。下げをお願いしなくて良いのが効率的で、個人的にすごく楽でよかったです。
朝食


朝食もお部屋でいただけます。旅館らしい和の内容で美味しくいただきました。
【まとめ】四万で一人静かに過ごせる宿


アクセスのしやすさ
四万温泉の最奥だが送迎もあるためアクセスは悪くはない。ただ、夜に中心部のライトアップ(積善館など)を見に行くのは車がないと実質不可能なため、四万温泉リピーター向けかも。
料金
リーズナブルプラン二食つきで一泊11000円。シンプルなお部屋、食事だが満足度が高くコスパ高し。
温泉
掛け流しで泉質にも文句なし。ただ、先述の通りで男湯の方が圧倒的に設備が良く、男女入れ替え時間が2時間しかないので女性からすると不満。
食事
美味しく、リーズナブルプラン「ぐんま御前」でも品数も多い。女性や食の細い方はぐんま御前で十分だと思う。部屋食なのも嬉しい。朝食は夜ほどの満足感はないが、宿泊料金を考えれば十分。
※山奥の古めの建物なので虫は多少いる。











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