
私は月1回の温泉をご褒美にしてるOL!
掛け流しにこだわり、温泉宿を女性目線でご紹介しています。
今回は宮城県は鳴子温泉にある「東多賀の湯」さんに一人で2泊してきました。


- 白濁の硫黄泉が循環濾過加温加水一切なしで掛け流し
- 食事も手作りでとても美味しい
- 二食付き12000円〜とリーズナブル
温泉好きの方からの評判が高く、いつか泊まりたいと思っていたお宿に念願叶って連泊。温泉がとにかく素晴らしく、食事も手作りで美味しく、人気の理由がよくわかりました。
湯治宿としての側面もある宿なのでお部屋は簡素ですが居心地が良く、冬のこたつは最高です。本当に全てが「ちょうど良い塩梅」の宿で絶対にまた泊まるぞと心に誓うのでした。




東多賀の湯に一人泊
【東多賀の湯のアクセス】東北新幹線古川駅から在来線約45分+徒歩15分。最寄り駅からは送迎ありなので雪でも安心
- 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷160
- 最寄りの鳴子温泉駅へは新幹線古川駅から陸羽東線で約45分
- 鳴子温泉駅からは徒歩10分、送迎あり
- 東京→古川は新幹線で2時間40分くらい


鳴子温泉へは東北新幹線の古川駅からJR陸羽東線に乗って向かいます。ということでまずは東京駅から新幹線に乗車。


駅弁は浅草今半の牛玉弁当をチョイス。
今回の新幹線は行きはJREバンクの特典の4割引きを使い6860円、帰りは得だ値30%オフで8000円でした。
JREバンクは特典がめちゃくちゃ豊富で、特に新幹線の4割引券がお得すぎるのでかなりおすすめです。
紹介コード J79148133 を入力すると通常より1100pt多く貰えるのでよろしければ使ってください!
\ ここから登録で+1100ptもらえる /
東京駅から古川駅へは2時間40分ほどで到着。ここからJR陸羽東線に乗って鳴子温泉駅まで向かいます。


陸羽東線の駅ではSuicaが使えない駅が多いそうなのですが、ここ古川と鳴子温泉駅は飛び地Suica利用可能駅。私は鉄道は全く詳しくないのですが、鳴子温泉駅からSuicaを利用できるのは古川・小牛田といったSuica設置駅のみで仙台方面に行く時は利用できないそうです。


陸羽東線はレトロな電車で旅情を掻き立てられます。


約45分乗車して終点・鳴子温泉駅に到着。駅から宿までは送迎ありです。歩いても15分ほどなのですが雪の季節なので事前に送迎をお願いしました。なんと送迎はタクシー!運転手のおじいちゃんに「〇〇さんですか?東多賀ですよね?」と声をかけられてびっくり。




同じく東多賀の湯に泊まるという男性と一緒にタクシーに乗り込み、ものの3分で到着。タクシーシステムは毎回なのか今回2人いたからなのかは分かりませんが、色々旅館は泊まっているけれど初めてでした。


女将さんがすぐに出迎えて下さり、お部屋に案内していただきました。入った瞬間に「これはいい宿だ…」と自分の第六感が働きます。
【東多賀の湯のお部屋】おばあちゃんちみたいで落ち着くきれいな和室。トイレは共用だがなんと台所あり!


今回宿泊したのは6畳の和室です。お手洗いは共用ですが、台所付きというなんとも湯治宿っぽいお部屋。因みに最近ベッドのお部屋も作ったとかでそちらだとトイレ洗面がついて一泊あたりプラス2000円だそうです。


冬はコタツがあります、最高…!なんだろう、ものすごくおばあちゃんの家のような感じがして落ち着きます。


防寒対策のファンヒーター。そしてかなり小さめのテレビとドライヤーもありました。


ドライヤーの風圧は……激弱😭これはオバケのQ太郎か波平さんしか満足できない風量です…。




コタツの上に用意されていたお菓子は鳴子ロマンとなるこ温泉サブレー。お茶はティーバッグタイプ。




お布団ビフォーアフター。引っ張ると簡単に敷けるようにセットされています。リネンは清潔で快適。


浴衣、丹前、バスタオル、歯ブラシ、フェイスタオルがありました。


襖を開けるとキッチンが!!全体的に年季は感じますがカセットコンロもあるし、大きい冷蔵庫もあります。買ってきた飲み物とアイスが冷やせるのはありがたいです。


食器もあり。


続いて2階の共用部分。こちらにはレンジとトースター、そして洗濯機と乾燥機がありました。


奥にはシャワー室。後述しますが大浴場にはシャワーはありません。お手洗いは男女別であり古いながらも清潔でした。
【東多賀の湯の温泉】ふんわり硫黄が香る優しい温泉。湯量もドバドバで圧巻!


- 循環濾過加温加水一切なし
- 基本的にいつでも入れる
浴室は1階にあります。「硫化水素ガスの流入を防ぐためここの扉は閉めてください」の貼り紙が。


女将さんから「お風呂はいつでも入れますよ〜」と言われているのでおそらくお掃除している時以外はいつでも入れるはず!(笑)




比較的簡素な感じの脱衣所ですが、暖簾があってドアが開いても外から見えないように工夫されているのがニクい。




温泉分析表が貼ってありました。源泉温度48.5度、pH6.3、加温加水循環濾過一切なしのパーフェクトです。


脱衣所の扉を開け、いざお風呂へ。


と、思ったらもう一つ扉が。きっとこれも硫化水素ガス対策なのだと思われます。


数年前にリニューアルしたというお風呂は新しくてきれい。
木の香りと、硫黄の香りが混じって良い感じです。


シャワーはなく、源泉がかけ流されている湯口が壁に埋め込まれています。
この湯口から桶で湯を汲んで、身体も髪も洗う昔ながらの湯治スタイル。


私なんぞは硫黄LOVEな人間なので喜んで頭から温泉をかぶります。それに抵抗のある方は2階のシャワーブースが使えるってわけですね。


それにしても惚れ惚れするような美しい硫黄泉です。しっかりかけ湯をしますが、かなり入りやすい温度です。
そういえば分析表には使用温度41.8度と書かれていました。


湯量もドバドバでお湯の鮮度も抜群。硫化水素ガスの換気のためにも通気口がたくさん設けられていて、おかげで浴室の温度の温度が高くなりすぎずのぼせにくい。


浴槽の横には硫黄の湯の花がたっぷりついています。触るとホロホロと落ちるのですが、数時間後にお風呂に入るとまた元の状態に戻っているのでいかに温泉成分が濃く湯量が多いかが伺い知れます。


多くの温泉好きが唸るのもわかる素晴らしい硫黄泉でした。硫黄泉というと酸性の強いものを想像しますが、東多賀の湯さんのお湯は中性で刺激も強くなく、優しい肌触りでとても入りやすいお湯でした。お風呂から出た後もお肌がツッっぱることもなくサラサラな感じ。
ああ、これは名湯だなと思ったのでした。2泊したので思う存分硫黄を堪能し、お家まで香りを連れて帰りました。


余談・風呂上がりにフロント付近の掲示物を眺めていたら時疾風関の応援てぬぐい&切り抜き記事が。時疾風関はこの辺りの出身なんですね〜。こうやって温泉巡りを趣味にしていると、郷土力士がわかって結構面白いです。
おまけ お隣の西多賀の湯に立ち寄り湯


東多賀の湯さんのお隣にある西多賀の湯さんにも立ち寄り湯に行ってきました。料金は800円です。


こちらのお湯も硫黄泉なのですが、ミルキーグリーンの柔らかなお湯でほんのりと油臭そして正露丸のような匂いも少しだけ…(感じたの私だけ?)。かなりストロングなお湯で短時間の入浴でもポッカポカに。


お隣なのにこんなに泉質が違うのか!とびっくりです。鳴子、恐るべし。
【東多賀の湯の食事】朝食も夕食も丁寧に作られた手作りの品が並ぶ。自家栽培のお米「ゆきむすび」が特に美味しい!


夕食は18時から、朝食は8時からで1階の大広間でいただきます。


お客さんは二日間とも一人旅の人ばかりでした。長テーブルを斜向かいに別のお客さんと使う感じになっており、人の目が気になる方にはやや厳しいかも。テーブル自体はそこそこ大きいので私はさほど気にはなりませんでした。
東多賀の湯のドリンクメニュー


ドリンクのメニューはこちら。品揃えは多くはないものの、地ビールに地酒と魅力的なラインナップです。




この辺りの有名なお米「ゆきむすび」を使った日本酒とどぶろくも用意されています。
一泊目の夕食


おかずが多く、色とりどりで美味しそうです。


お刺身は鮪と鯛、そして赤海老。山の宿ですがお刺身も割と美味しかったです。


練り物と菊花、そして青菜のさっぱりとした和物。


山菜と野菜、きのこの和物。


甘じょっぱく味付けされた里芋と鶏肉の煮物。こってり目で美味しかったです。


赤魚の焼き物。


お吸い物は舞茸の香りがふんわり香ります。


陶板焼き。ミックスビーンズがのっているのがちょっと面白い。


そして自家栽培の「ゆきむすび」はお櫃いっぱいにいただけました。お米がとっても美味しい!
一泊目の朝食


品数も多く、健康的な内容の朝ごはんです。ご飯はまたお櫃にたっぷりいただけます。


笹かまぼこ、焼き魚、筍の煮物、紫蘇巻き、梅干し、らっきょう。


お米が美味しいのはもちろんなんですが、お味噌汁もお豆腐に小松菜、油揚げに椎茸と具沢山で美味しかったです。


デザートはみかんと、コーヒーをいただきました。とっても満足度の高い朝ごはんでした!
二泊目の夕食


この日は地酒「雪渡り」をいただくことにしました。川渡温泉の方で造られている日本酒だそう。


乾杯!風味豊かで、ちょっと甘口で飲みやすいです。


昨日に引き続きのお刺身。山奥の宿なのに割とハイレベルで美味しいです。


お吸い物はお麩と舞茸。


切り干し大根、牛蒡、大根と豚肉とネギのこってり目の煮物。
どれも丁寧に造られていて美味しいです。


焼き魚。多分ひらす。




お鍋はキャベツと豚肉をポン酢でいただくさっぱりしたもの。
今回の夕食も美味しかった!
二泊目の朝食


チェックアウトするのが名残惜しい、2泊目の朝食。1泊目と基本的には同じメニューですが小鉢などが少しずつ違います。


お魚は鮭、そして胡麻豆腐がありました。この日のデザートはりんごでした。
おまけ 二日目のお昼ご飯はセブンで買い出し+お部屋でプチ調理
連泊したのでお昼は外へ。調べたところ鳴子温泉駅周辺にはお昼に開いている飲食店がいくつかあったのですが、雪がすごかったのとお店に入るのが面倒だったので徒歩10分のところにあるセブンに買い出しに行きました。




買ってきた冷凍の鍋焼きうどんをお部屋のカセットコンロでコトコト温めます。


鍋敷はなかったので持参の温泉タオルを敷いて。
わざわざ旅行に来てコンビニ飯だなんて味気ないと思われるかもしれませんが、旅先でのプチ自炊も何だか趣があるし逆に贅沢な気がします。
まとめ:やっぱり鳴子はすごかった!一人で泊まりやすく、旅情を感じられる宿


アクセスのしやすさ
公共交通機関+徒歩のみでアクセス可能。事前連絡で鳴子温泉駅までの送迎をしてくれるので雪の季節も安心。帰りの送迎も積極的にしてくれる。
料金
二食つきで一泊12000円。泊まりやすい価格で食事も温泉も大満足の素晴らしい宿。
温泉
唸ってしまうほどに最高の優しい硫黄泉。循環濾過加温加水一切なしで湯量もドバドバ。
食事
特に自家栽培のお米が美味しい!個人的には朝食の方が夕食より好みだったかも。










コメント