
私は月1回の温泉をご褒美にしてるOL!
掛け流しにこだわり、温泉宿を女性目線でご紹介しています。
今回は新潟県は咲花温泉にある「碧水荘」さんに友人と宿泊してきました。
- 美しすぎるエメラルドグリーンのお湯。もちろん掛け流し
- 新潟駅から在来線で50分
- 12時チェックアウトのプランありでのんびりできる
阿賀野川を臨むゆったりとした造りのお部屋、循環濾過加温加水なしの温泉、そして東京から公共交通機関のみで3時間ちょっとなのに自然豊か…とお疲れ社会人の週末トリップに最高な宿でした。


今回私は1.5万円ほどで泊まったのですが、料金のわりにお部屋も温泉も設備も良かったです。全14室と客室数は少なめですが、よく私がご紹介する家族経営の宿とは異なり従業員の方も雇っていて館内もいかにも”旅館”といった感じのしっかりした宿。ですので「民宿はちょっと…」と思っている方にもおすすめできます。
新潟は都内在住者からすると遠い印象があったのですが新幹線で2時間、そして新潟駅から咲花温泉までは在来線のみで50分と非常にアクセスが良かったのも驚き。車の運転ができない方も気軽に泊まれる宿です。
12時チェックアウトのプランもあり差額も少ないので、せっかくならゆっくり長く温泉でのんびりしたい方にもおすすめできる宿だと思います。




碧水荘に一人泊
【碧水荘のアクセス】新潟駅から在来線で50分。最寄りの咲花駅はICカードが使えないので注意!
- 〒959-1615 新潟県五泉市佐取3062
- 新潟駅→咲花駅はJRの在来線で1時間弱
- 東京→新潟は新幹線で2時間


今回は(節約派の私にしては珍しく)東京駅から新幹線「とき」で一気に新潟駅に向かいます。なぜならJREバンクの特典で40%オフクーポンをもらったから!新幹線の40%オフはかなり大きいです。
ブログを書いたり本を読んだりしていたらあっという間に新潟駅到着。新潟駅の駅ビルCoCoLo新潟は2024年に新しく作られたばかりでとても綺麗です。お店もたくさん入っていて時間を潰すのには苦労しません。




まずは旅の景気付けということで「ぽんしゅ館」で飲み比べ!ここは500円をコイン5枚と交換し、それで好みのお酒を自分で選ぶシステム。ほとんどの日本酒はコイン1-2枚。運が良ければきゅうりもあります(数量限定、コイン1枚)。


お昼ご飯は有名なバスセンターのカレーをいただきました。このお店は本当の名前は「万代そば」と言い、蕎麦屋さんなのですがカレーが美味しいことで今では蕎麦よりもカレーばかりが売れるそう。
小でも普通の店の大盛りくらいのボリューム!!


新潟駅から碧水荘さんの最寄駅である咲花駅までは在来線で約50分。まずはJR信越本線で新津駅まで行き、そこでJR磐越西線に乗り換え。いずれの電車も2両編成でした。この磐越西線の本数が非常に少ないため、電車で行こうと思っている方は事前に時間をしっかり調べた方が良いです。




JR咲花駅は無人駅です。ICカードも使えませんので、新潟駅で切符を購入しましょう。帰りは待合室の中にある機械で乗車証明をもらい、後で精算です。


駅の周りにはお店などは全くないのでコンビニなどは新潟駅で済ませておくほうが良いと思います。




駅から宿までは徒歩5分程度。大きめの道を道なりに進むだけなのでわかりやすいです。道すがらにも温泉旅館がいくつかありましたが全体的に寂れていて、昭和は賑わっていたんだろうなあという面影がありました。


碧水荘は温泉宿郡の最奥にありました。玄関部分はコンクリ造りでモダンな印象。




和モダンでかなりおしゃれ。


玄関を入ると畳敷の小上がりが広がります。


ロビーはカーペット敷きに洋風なテーブルセットと古き良き旅館と行った感じ。玄関部分だけリフォームしたのでしょうか。




チェックインを済ませ、食事と貸し切り露天風呂の時間を決めます。色浴衣のサービスがあるようで選ばせていただきました。普段旅館でも部屋着を持参してしまうのですが、色浴衣があるとそれはそれで楽しいし嬉しい。




ちなみに碧水荘には猫が2匹いるのですが、仲が悪いらしく喧嘩していました。
若い女性の仲居さんに館内を案内していただきながらお部屋へ向かいます。
【碧水荘のお部屋】阿賀野川を臨むゆったりとした10畳間は日当たりも良くサイコー!


全14部屋の宿の割には館内はかなり広く、意外と縦に長い造りでした。建物自体は古めですがしっかり丁寧にお手入れをされているのが伝わってきます。
今回宿泊したのは2階の215号室。「只見」というお部屋です。


入ってまず玄関が広い!!ここだけで6畳はありそうです。


お部屋は広縁付きの10畳間で、窓の外に見えるのは阿賀野川です。手前に座卓があり、奥にはチェックインの時から布団が敷いてありました。
そういえば予約したのは8畳のお部屋だったのでアップグレードしていただいていたみたい。感謝です。


壁側には大きめなテレビと電話、館内案内、そして電気ケトル。




座卓の上にはお菓子と館内案内。スリッパに貼る名前シールがちょっと可愛い。




浴衣、館内用の荷物かご、バスタオル、そしてアメニティキットが入ったビニール袋が置かれています。


アメニティ袋の中身はフェイスタオル、歯ブラシ、ヘアブラシ、剃刀、ヘアゴム。このセットは旅館向けの市販品なのかしら?こういう風に一式になっているのは初めて見ました。




阿賀野川を臨む広縁がめちゃくちゃ気持ち良い!このイスが足置きもついていて座り心地が良すぎて滞在中ずっと座っていました。


化粧台があるのも良いですね。


お部屋を窓側から撮ったもの。一人にはもったいないくらいに広いです。


まるでお殿様のようなふわふわのお布団with阿賀野川ビュー。お布団でひとつ残念だったのが、掛け布団のカバーが首元を覆う襟カバーだけだったこと。衛生的な観点から、個人的には掛け布団全体が覆われていたほうが良いと思うのですが……。それ以外はとても良いお部屋だっただけに残念。




玄関に戻ります。グラスとマグカップ、そしてほうじ茶とコーヒーのパックが置かれていました。コーヒーがインスタントではなくドリップコーヒーなのは嬉しいポイント。


お茶コーナーの下には冷蔵庫があり、中には2Lのミネラルウォーターが冷やされておりこれは自由に飲めます。






洗面所はこちら。
男女別にスキンケアアイテムが置かれているのが気が利いてる….。


ドライヤーは小ぶりなものですが意外と風量は良い感じでした!


こちらはお手洗い。しっかりとお掃除されていて清潔です。
【碧水荘の温泉】シャキッと熱いエメラルドグリーンのお湯が掛け流し。貸切露天風呂も1回利用できる
碧水荘の温泉は男女別の大浴場が1つずつと、貸切で入れる露天風呂が1つあります。露天風呂は1回無料で入れ、チェックインの時に時間を決めますので早いもの勝ちで時間が決まります。
- 美しすぎるエメラルドグリーンの温泉
- もちろん循環濾過加温加水一切なし
- 宿泊者は貸切露天風呂が1回無料
- 大浴場は15-24時、5時半-11時まで利用可能


まずは1階の奥にある大浴場へ。私の部屋は2階だったので階段を下ったのですが、階段のランプが素敵でした。




浴室の前には談話スペースがあり、自由に飲める冷茶も置かれていました。野草ブレンドの健康茶だとか。


脱衣所はこじんまりとしており、籠の数も4つと少なめ。14室の宿ですし貸切露天風呂に入る人もいるから手狭になることはなさそう。実際、私は滞在中お風呂では一回一人お会いしただけでした。


温泉成分分析所は温泉ソムリエの解説付きでわかりやすい!pH7.8、源泉温度50.2度の弱アルカリ性のお湯です。
金属カチオンという成分の影響でお湯が緑色になるのだとか。


別の解説もあります。美肌の湯、が売りなのね。


お部屋にもドライヤーがありましたがお風呂にも備え付けられていました。



いざ、浴室へ!


阿賀野川に面した採光の良い明るい浴室です。浴槽は2つに仕切られており湯口側が熱く、壁側がぬるくなる仕組み。




シャワーは4つあり、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、泡で出てくる洗顔料、そして温泉あるあるなピーリング剤と炭石鹸が置かれており結構充実。


では体を洗って浴槽へ。まずは熱い方から。


身体がシャキッとする気持ちの良い熱さです。エメラルドグリーンのお湯が美しいのは言うまでもないのですが、硫黄の香りもふんわり鼻をくすぐり最高。


湯量も多く、お湯がとてもフレッシュです。湯口の上にのってる子供?の像がなんともいえない旅情を感じさせます。
ぬるめのお湯は熱い方のお湯が入ってきて適温になる仕組み。こちらはかなり入りやすい温度で長湯できそうでした。
続いては貸切の露天風呂に。


大浴場よりも広いです。


こちらも美しいエメラルドグリーンのお湯で、浴槽が広い分入りやすい温度でした。




ちなみに貸切風呂ではお酒を頼んで飲むことも可能。お風呂横にあるテラスで飲めます。
【碧水荘の食事】大広間での食事だが仕切りがあり一人でもプライベートが保たれる
夕食


食事は1階にある川沿いの会場でいただきます。一人泊の方も多く、高い仕切りで隣とは区切られていたのでプライベート感もしっかり保たれます。


食前酒は梅酒とのこと。甘めの梅酒です。


ソフトドリンクからアルコールまでドリンクの種類はかなり豊富。ワイン、焼酎、日本酒、ソフドリ、全てこのメニューとは別に細目があります。




さすが米どころの新潟、日本酒の種類が豊富です。一合660円からで飲み比べセットもあり。




看板猫のクロちゃんの焼酎と、日本酒とレモンのカクテル。




ワインリストもありボトルで頼めるようです。そしてまさかのコーヒーだけでイタリアンロースト、炭焼き、有機栽培、深妙クリアテイストと4種類もあります。


少し変わり種だとアロニアというベリーを使った地元のお酒もあり。


大好きなアサヒの中瓶にしました!どんどんお食事が運ばれてきます。


まずは前菜。百合根を使った桜の花びらや菜の花など季節を感じられます。ふきの胡麻和えがとても美味しかった!




山の宿ではありますがお刺身が出てくるとやっぱり嬉しい日本人のDNA。




メバルのホイル焼きと角煮。こうやって振り返るとお魚が多いお食事でした。


海老を大葉で巻いて、その上から食パンで巻いてあげた揚げ物。パンの外側がサクサクに揚がっていてこれがすごく美味しかったです。どうやらパンもこの地域で有名なお店のものだそうです。


白魚の卵とじ。ベーコンはない方が白魚の良さが引き立つのではないか。




ご飯は釜炊きでなんと一人一合!魚沼産のコシヒカリとのことでもちろん美味しい。


デザートはいちごプリンでした。
朝食


朝食も夕食と同じ会場でいただきます。
席にはすでに食事が用意されており、鍋に火をつけていただきました。


結構ボリュームありますね。ご飯と味噌汁は後から持ってきてくれます。


まずはヤスダの飲むヨーグルトをいただきます。めちゃくちゃ濃厚!


ツナと卵のサラダ、酢の物、そしてホッケ。


梅味噌?ののった冷奴とお漬物。




火を使っていたのはハムエッグと水餃子でした。


ご飯とあおさのお味噌汁。あおさがかみごたえがあって美味しかったです。乾燥物じゃないのかな??


なめこと、デザートは杏仁豆腐でした。
朝食に関しては正直、もう少し地元のものとかがあると良いな〜と思ったのものの、食べ応えと満足感はしっかりありました。
チェックアウトの12時までゆっくりし、のんびり新潟駅に向かいました。




新幹線の待ち時間に「HUB Echigo Beer PUB CoCoLo新潟店」で越後ビールを1杯。全国的なパブチェーンPUBですがHUBエールは実はエチゴビール製造なことはご存知だったでしょうか?
ほんのりほろ酔いで東京までは新幹線トキで2時間。新潟案外近いな〜。また来ちゃいそう。
【碧水荘の宿泊代金】二食付きで15400円
一泊二食付きで15400円(+入湯税150円)
プランによっては12時まで滞在できるのが本当にありがたいです。一人泊の差額も少なく、二人の時と比べて1100円プラス。
お値段の割にお部屋や温泉、設備の満足度が高かったと思います。(今回お部屋はアップグレードしてもらったけど…)
まとめ:一人でも泊まりやすく、景色も部屋も良く、何より温泉が最高な宿。週末トリップにオススメ


今回はアップグレードしていただいたお部屋の眺望が素晴らしく、また12時チェックアウトなこともあり心ゆくまでゆっくりのんびりすることができました。予算に余裕のある方は阿賀野川ビューのお部屋を予約することを強くお勧めします!
なかなかお目にかかれないエメラルドグリーンのお湯は素晴らしく美しく、シャキッとした熱さが最高でした。ご主人が温泉ソムリエということもあり、お湯へのこだわりや説明がわかりやすく解説されていたのもなかなかユニークだなと思いました。こんな美しくて素晴らしい温泉が、東京から3時間ちょっとで楽しめるのは結構驚きでした。
一人泊の人も多く、食事処も衝立で配慮されているので他人の目が気になるという方にもおすすめです。食事内容自体は個人的には大満足とはいえませんでしたが値段相応で美味しかったです。
アクセスのしやすさ
新潟は新幹線だと都内から2時間と意外とアクセスがよい。新潟駅から宿の最寄駅までは本数は少ないものの電車だけでアクセスできる。車を運転しない人でも泊まりやすい宿。
料金
二食つきで15400円。しっかりとした旅館で、お部屋も綺麗で、従業員の方の対応も良いのでこの値段は安いと思う。ただ食事内容は値段相応かな。
温泉
エメラルドグリーンの温泉は言葉にできないほど美しく、フレッシュ。宿泊客は貸切の露天風呂を無料で一度使える。
食事
夕食は品数も多く満足。朝食は正直出来合いのものも多い印象だったので、地元のものがもう少しあると嬉しい。
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