こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
今回は秋田県は水沢温泉郷にある「駒ヶ岳温泉」さんに宿泊してきました。珍しく友人との温泉旅行です。
- 乳頭温泉の鶴の湯の姉妹旅館で毎晩20時に送迎してくれる!
- ほんのり硫黄の香る優しい温泉。貸し切り風呂もある
- 食事も丁寧に作られていて美味しい
今回は友人との旅行とのことでしっかりとした「温泉旅館」を探していたところ、施設も綺麗で食事も美味しいと評判ながら、価格もリーズナブルな駒ヶ岳温泉さんを見つけました。
普段一人旅の時に泊まっているような温泉民宿は人によっては好き嫌いがありますから、誰かと旅行するときは宿選びは慎重になりますよね。
結果として二人とも快適に楽しくのんびりと過ごせて大正解だったと思います。
今回はそんな「駒ヶ岳温泉」さんをご紹介します
水沢温泉郷 駒ヶ岳温泉に友人と泊まってきた
【駒ヶ岳温泉のアクセス】秋田空港、秋田市内から車で1時間20分程度でアクセス可能。
駒ヶ岳温泉はあの鶴の湯の姉妹旅館ながら一番安いお部屋だと二食付きで1万円から宿泊できるのも魅力的な宿です。
- 〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内下高野80-68
- 秋田空港から一般道で1時間20分くらい
- 公共交通機関の場合は秋田新幹線田沢湖駅からバス+徒歩で約40分
今回は秋田空港からレンタカーで向かいました。秋田空港ではなまはげがお出迎えしてくれました👹
秋田空港から駒ヶ岳温泉へは車の場合、一般道で1時間20分程度です。
今回は友人を隣に乗せるということで少し緊張……
秋田市内から向かう場合も同じく1時間20分ほどでアクセスできます。東京から公共交通機関だけで向かう場合はまずは新幹線で田沢湖駅まで行き、そこからバスに乗り最寄りの休養センター前で下車して徒歩11分ほどでアクセスできるようです。
途中秋田市内の千秋公園に立ち寄って秋田犬と触れ合ってみたり、田沢湖の湖畔をドライブしたりしながらのんびりと宿に向かいます。
私たちが秋田を訪問したのは、紅葉が見頃な美しい秋晴れの日でした。
木漏れ日も美しい静かな山の中にひっそりと佇むのがこちら、本日お世話になる駒ヶ岳温泉さんです。
【駒ヶ岳温泉のお部屋】清潔で居心地の良いお部屋。近くを流れる川のせせらぎも聞こえて癒される
ロビー部分は「ザ・温泉旅館」といった感じの風貌。日帰り入浴も受け付けているため券売機もありました。
玄関部分には水飲み場があり、地下水が自由に飲めます。このお水、まろやかで本当に美味しかった!
まずはチェックインを済ませ、宿の方から館内の案内を受けます。この際に20時に鶴の湯に行くかと聞かれますので速攻で「はい!」とお願いしました。
今回宿泊するお部屋は「えんじゅ」です。友人もいるのでお手洗い付きのお部屋にしました。
6畳間+広縁+洗面台+お手洗いというシンプルながらも機能的なお部屋です。
まず見て欲しいのが窓からの景観!川が下に流れていてとても景色がいいんです。水の流れる音も和みます。
お茶セットと、こちらは冷たいお水の入ったジャー。こういうちょっとした心遣いがとても嬉しい。
そして新聞が置かれていました!こういったサービスは今時珍しいのでびっくり。全国紙ではなくてローカル紙なのもいいですよね
お湯を沸かすポットはテレビ台の下にありました。同じ場所には冷蔵庫もあり、中身は空だったので持参の飲み物も冷やせます。
広縁にある椅子が一脚だったのが今回は二人泊だったので少し残念ポイント。ゴミ箱は分別のお願いが書かれており、環境やウイルス問題に真摯な宿だということが分かります。
洗面台とお手洗いが部屋にあるだけでQOLがグッと上がりますよね〜。洗面台には手洗い石鹸、歯ブラシ、剃刀などが置かれていました。
浴衣は大中小を各2枚ずつ用意して下さっているので自分でサイズを選びます。
《布団チェック》布団は自分で敷く!
チェックインの際「ウイルス対策でお客様との接触回数を減らすため、お布団はセルフでお願いします」と説明を受けました。
引っ張るだけで敷けるようになっているのかな〜と思っていたのですが、なんと押入れから出してシーツも自分で敷く100%セルフ方式でした。
「えんじゅ」のお部屋は広くないからなのか他のお部屋も同じなのかはわかりませんが、個人的にはせめて引っ張るだけで敷けるプリセット方式にした方が好みだなと思いました。せっかく旅館に泊まってる訳だしね…
《Wi-Fiチェック》Wi-Fi完備!山奥だけどネットは問題なし
しっかりWi-Fiが完備されているのでネット環境は問題なしです✨
山奥の宿ですがWi-Fiに繋ぐことで問題なく動画再生もできましたよ。
【駒ヶ岳温泉の温泉】ふんわりと硫黄が香る優しい温泉。大浴場は24時間入れ、空いていれば自由に使える貸し切り風呂も
駒ヶ岳温泉さんには男女別の大浴場と空いていれば自由に入れる2つの貸し切り風呂があります
- 大浴場は24時間入浴可能
- 貸し切り風呂は16-22時、6-9時で空いていれば自由に利用可能
- ふんわりと硫黄が香る優しい温泉
そして後述しますが、姉妹旅館の鶴の湯に毎晩20時に送迎してくれるという素晴らしいサービスもあります。
まずは大浴場
温泉は宿泊棟とは別の棟にあり、ちょっとした渡り廊下を渡って行きます。
山奥の宿ですが廊下含め館内はどこもとても綺麗です。
大浴場は日帰り入浴でも利用できるそうで、くつろぎスペースもありました。
さて、大浴場なのですが写真撮影及びにスマホやカメラの持ち込みは禁止です。お写真はじゃらんさんよりお借りしております。
大きめなお風呂に結構な湯量で新鮮な温泉が適温で供給されていました。
川に面した景色の良い露天風呂もあり、誰もいなかったこともあって友人と露天風呂で長いことおしゃべりしてしまいました。
貸し切り風呂は写真もOKとのことでしたので、お湯については後述します。
貸し切り風呂
駒ヶ岳温泉さんには2つの貸切風呂があり、空いていれば自由に入ることができます。
利用時はライトが付く仕組み。このシステム、伊東温泉の大東館さんと同じです。
貸し切り風呂は独立した建物にあるため、先述の渡り廊下の途中で外に出る形になります。
まずは向かって左側の「木の湯」に入りたいと思います。
脱衣所は簡素な造りで脱衣籠と足拭きマットが置かれているのみ。マットは利用したら自分で交換できるようになっているのでとっても衛生的ですね。
岩風呂はその名の通り木造りの浴槽で、川に面した露天仕様です。洗い場はありませんので体は先に大浴場で洗ってから来たほうが良さそう。
こちらも大浴場の露天風呂と同じく川に面しているため解放感たっぷりです。下には川、向かいには山!最高!
駒ヶ岳温泉さんの源泉は52度と比較的低めなこともあってか、お湯が常に適温なのもありがたいです。それにしても中々の湯量ですね。浴槽が小さい分大浴場よりフレッシュな気がします。
ふんわりと鼻をくすぐる硫黄の香り。肌なじみも良い優しい温泉に癒されました。
続いては「岩の湯」に入ってきました。
浴槽の大きさや景色もほぼ同じですので空いている方に入るのが良いかと思います。個人的には木の湯の六角形の浴槽がおしゃれだなと思いました。
【毎晩20時に鶴の湯に送迎してくれる!】
1番の売りといっても過言ではないのが、毎晩20時の鶴の湯までの無料送迎サービス。もちろん入浴料も無料です。
希望者は20時にロビーに集合し、ミニバスに乗り込み鶴の湯に向かいます。
鶴の湯までは15分ほどで到着。1時間後に出発との説明を受けます。
写真だと伝わらないと思うのですが、本当に綺麗な星空でした。鶴の湯の昔ながらの建物とこの星空がなんとも言えない美しさでしばらく夜空を見上げていました。
鶴の湯のお湯は言わずもがなで素晴らしく……駒ヶ岳温泉のお湯とはまた違う、しっかりこってりの硫黄泉が最高でした。
【駒ヶ岳温泉の食事】地元の食材をふんだんに使った料理はどれも美味しい
夕食
夕食は1階でいただきます。
大広間ではありますが卓と卓の間は十分な距離が置かれており、またパーテーションもあるため快適性◎です。
飲み物のメニュー。秋田の地のものが多く取り揃えられていていい感じですね。米どころですから日本酒も気になるけど……
今回は瓶ビールにします。友人はお酒が飲めないため、秋田は三郷町の「ニテコサイダー」で乾杯!
お品書きがあるのとっても嬉しい。
まずは前菜。
- 八幡平ポーク低温調理 柚胡椒
- 熊肉 舞茸天婦羅 オクラ
- 酪豆腐(くず粉 牛乳 南瓜)
しぐれ煮、メニューを読まないで食べていたので美味しいなあなんて単純に喜んでいたんですがまさかの熊肉でびっくり!臭みが一切なくてホロホロで美味しかったです。
酪豆腐は甘く味付けされたチーズみたいなお豆腐。
お造りは紅鯛のあらい。調べてみたところ紅鯛とはレンコダイのことらしい。生まれも育ちも関東の私には馴染みのないお魚ですが、日本海側では重宝されているお魚だそうです。
ちょっとサーモンみたいな感じでした。
陶板焼は八幡平ポークと山の幸を自家製ポン酢でいただきます。豚肉の下にお野菜やお豆腐が隠れています。
焼肴は紅鱒の行者菜焼き。なんだかお酒に合うメニューばっかりでついついビールが進みます……
比内地鶏の茶碗蒸しも丁寧な味付けで美味しい。
そして山の芋鍋 !芋鍋とは山芋をすりおろし丸めたものを葱、牛蒡、 味噌で煮込んだものだそう。
汁にも少しとろみがあり、野菜の滋味を感じる優しい味でした。だいぶお腹いっぱい……
すでにお腹はち切れそうですが……駒ヶ岳温泉さんの名物の十割蕎麦!なんと田沢湖産のそば粉を使用しているんです。
十割蕎麦ならではの歯応えと香りがたまりません。お腹いっぱいだったはずなのにスルスル食べられちゃう不思議。
ちなみに駒ヶ岳温泉さんでは土日のみ十割蕎麦のお店「そば五郎」が営業しています。そう、お蕎麦が有名なお宿なんです。
そば好きの私としてはこのお蕎麦も今回宿を選ぶポイントでした。
デザートは熊笹のシャーベット。抹茶アイスを淡白にした感じでさっぱりとしていて美味しかったです!
大満足の夕食でした
朝食
朝食も昨晩と同じ会場で。朝の木漏れ日が気持ちいい。
あ〜〜もうこんなの絶対美味しいの確定じゃん…!
鮭が脂がのっていてすごく好みだったのと、納豆が藁納豆っぽいお味で美味しかったです。
優しいお味の肉豆腐。
生卵は卵かけご飯にしていただきます。ご飯はお櫃にたっぷりもらえたんですが友人と二人で食べ切りました笑
【駒ヶ岳温泉の宿泊代金】一人当たり12500円でした。料金はお部屋のタイプによって様々
一泊二食付きで12500円
今回は二食付きのプランを二人で予約して25000円でした。そこからじゃらんのブロンズ会員以上の3000円クーポンを利用しましたので実際にお支払いしたのは22000円、一人当たりにすると11000円でした。(別途、ドリンク代)
駒ヶ岳温泉さんは食事プランは1つしかなく、お部屋のタイプによって宿泊料金が変わります。今回私たちが止まったのは「えんじゅ」というお手洗いと洗面台があるタイプのお部屋でしたが、それらが共用のお部屋だと更にお安くなります。
温泉もよく、食事も美味しく、おまけに鶴の湯までいけるのにこの価格はかなりお値打ちなんじゃないかと思います。
【お気に入り度】★★★★★ 総合的な満足度がとても高い宿。山の中でのんびり過ごせて最高!
土日は中々予約が取れないのも納得の素晴らしい宿でした。色々とグッドポイントはあるのですが、中でも鶴の湯のお湯も楽しめたのがポイント高いですね。
食事も美味しくてボリュームたっぷりで且つ郷土料理や地元の食材をふんだんに使っており、温泉も良く、お部屋の快適性も高いのにそれでいてかなりリーズナブルな宿だと思います。お部屋やお風呂含めて館内がとても清潔だったのが、友人との旅行においてはとてもありがたいポイントでした。
唯一改善を求めるとするなら、本文でも触れた布団がセルフ敷きなことです。自分で敷くのでも全然構わないのですが引っ張るだけにしてくれるとありがたいかな……
とはいえ大変に素晴らしい宿でしたので、またぜひ宿泊したいと思いました。
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