※2023年8月現在、予約可能予約サイトはじゃらんのみ
こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
今回は群馬県の小野川温泉にある「きくむら」さんに一人泊してきました。
- とろっとろの極上温泉に夜通し入れる
- もちろん100%源泉掛け流し、循環濾過加温加水なし
- 食事が美味しい。ひとつひとつが丁寧に作られている。こだわりも感じる
きくむらさんは温泉好きの間では有名な宿でいつか泊まりたいとずっと思っていました。しかし人気宿すぎて予約が取れないこともありなかなか訪問する機会がなかったのですが、今回念願叶っての宿泊です。
泊まってみて思ったのはとにかく清潔。そして痒いところに手が届く気遣い。そしてもちろんお湯も素晴らしい。
「これは女性受けしそうだな〜」と人気の理由がわかった宿でした。
今回はそんな「きくむら」さんをご紹介します
小野上温泉 きくむらに一人泊
【小野上温泉 きくむらのアクセス】東京から新幹線利用で2時間、在来線のみで3時間弱。最寄駅からは徒歩2分
- 〒377-0311 群馬県渋川市村上328−1
- 高崎駅からJR吾妻線で1時間弱。最寄りの小野上温泉駅から徒歩2分
小野上温泉があるのは群馬県渋川市。渋川市には有名な伊香保温泉もあります。
東京から小野上温泉に公共交通機関だけでアクセスする場合はまずは高崎まで行って、高崎からJR吾妻線に乗り換える必要があります。
東京駅→高崎駅は新幹線あさまで約50分、在来線なら約2時間です。この日は私は予約を取るのが面倒くさかったので在来線でのんびり本を読みながら向かいました。
高崎駅→小野上温泉駅は吾妻線で1時間弱の道のり。注意したいのは吾妻線は小野上温泉駅を含めて無人駅が多く、Suicaが使えない駅が多いということです。それどころか券売機もない駅が多いそうなので東京から行く際には紙の切符を買いましょう。
ちなみに小野上温泉からの帰りは駅にあった乗車証明書発行機で乗車証明をもらいます。着地の駅で駅員さんに見せて生産してもらうか、乗り越し精算機でも精算できますよ。
話を戻して高崎→小野上温泉の車窓はどんどん緑が増えていきました。
さて、小野上温泉駅に到着しました。上述の通りこの駅は基本は無人駅です。時間帯によっては係の人がいるそうですが到着した時間にはいらっしゃいませんでした。
丸太小屋のような小さな駅は、ああ旅行に来たなと思わせてくれます。
駅の周辺は水田が。収穫まであとちょっとの緑の稲穂がたくましい姿をみせてくれました。
小野上温泉駅から今日お世話になるきくむらさんまでは徒歩2分。いや、早足の私は1分で到着しました。
とても清潔感のある玄関で、すぐに宿の方が出迎えてくださり館内の説明や食事の時間決めをして下さいます。
そしてチェックインの際に食事の時間を書いた紙をくださるんですが、これが超ありがたくないですか??私、うっかりすると食事の時間忘れそうになるので…笑
ぜひ他のお宿でも取り入れて欲しい〜〜〜!
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【小野上温泉 きくむらのお部屋】日当たりの良い、清潔なお部屋。居心地最高
わかりますか、この廊下のピカピカ感?これはいい宿だって一瞬でわかりますよね。
今回使わせていただいたのは2階にある「しおじ」というお部屋。一目でわかるこの清潔感。
冷蔵庫の中のペットボトルのお水はサービスです。こういうちょっとした気遣いが嬉しいですよね。
テレビの下には金庫もあり。(使わなかったけど)
お菓子は栗まんじゅう。最近お菓子が置かれている宿は減っているので嬉しいですね。
小さい鏡も用意されていました!洗面台とお手洗いがないお部屋なのでこういう気遣いはとても助かる……朝起きてコンタクトレンズをつけるにも、メイクをするにもやっぱり鏡が欲しいですからね。
アメニティはごく一般的な感じ。浴衣、フェイスタオル、バスタオル、歯ブラシ。
共有部分
今回はお手洗いと洗面台が共用のお部屋に宿泊しました。お手洗いと洗面台は1階にも2階にもあり便利です。ちなみに洗面台にはハンドソープやアルコール消毒の他にハンドクリームも用意されていました。
お手洗いはちゃんと男女別に分かれていましたし、女性用お手洗いには2つ個室がありましたので混雑することはなさそう。
《Wi-Fiチェック》
Wi-Fiは完備されており、速度も問題なし!動画視聴もサクサクでした。
《布団チェック》
お布団はチェックインの際から敷いてありました。
見てこのピシーーーッとしたお布団。清潔感が一目で伝わりますよね。
【小野上温泉 きくむらの温泉】とろっっっっとろの化粧水みたいな温泉がこだわりの源泉掛け流しで楽しめる
きくむらさんのお風呂は2箇所、どちらも貸切での利用です。
フロントに置かれている「入浴中」のふだをドアにかけて利用します。私が宿泊した日はラッキーなことに私ともうお一人しか宿泊していなかったのでいつでも入れる状況でした。
- 循環濾過加温加水なし
- 入った瞬間化粧水かと錯覚するトロトロ温泉
- 15~翌朝9時半まで夜通し入浴可能!
まずは「ひのきの湯」から入ってみたいと思います。
とっても清潔な印象の脱衣所。
ドライヤーやヘアゴム、化粧水などが置かれていました。ドライヤーの風量は”まあまあ”。毛量が多い私は乾かすのに結構時間がかかりました。
貸し切り利用がベースということですが、それにしては中々広いお風呂!奥にちょこっと見えるのは露天風呂です。
シャワーも2つあり、シャンプー・リンス・ボディーソープがあります。
そしてなんとちふれのクレンジングと洗顔料、そしてシェービングクリームも用意されていました。
個人的にクレンジングと洗顔料は試供品などを持参はしているものの、個包装パックで使いにくいので宿に備え付けられているととても助かるんです。
では髪と体をしっかりと洗っていざ入浴……!
入った瞬間にわかるトロトロ感ーーーーー!!!とろりとした優しい肌触りのお湯が身体を包み込みます。
体感42度くらいかな?小野上温泉のお湯は源泉温度が46度ほどと低めですが、夏なのも関係しているのかもしれませんがほぼ温度は下がらずに持ってこられている感じがしますね。
湯口からはコポコポと温泉が注がれています。湯量は多くはないけど、浴槽が小さめなこともありお湯の入れ替えは結構早めかも。
それにしても素晴らしいトロトロ感です。今まで行った中で一番トロトロだったお湯は佐賀県は嬉野温泉のお湯ですが、それに並ぶとも劣らないくらい。
それでは露天も行ってみますか〜〜
露天はお湯の温度を下げないように保温シートが浮かべられていました。他の方のブログを拝見したところ、寒い時期はこの保温シートは内湯にも浮かべるのだそう。
見上げるとこんな感じ。広い露天とは言い難いですが、このように工夫してあることで解放感があります。素敵。
露天のお湯は内湯から引いているので、フレッシュさでいうと内湯の勝ち。
しかしながらお陰で温度は内湯よりだいぶ下がっており、酷暑のこの日は入りやすい温度でした。
次に「ともの湯」に入ってみたいと思います。
脱衣所はこちらのほうが広め。アメニティなどは共通ですので説明は割愛します。
こちらの浴槽は扇型で可愛いですね。浴室自体も「ひのきの湯」より広めです。
シャワーも3箇所ありました。
お湯の投入量はこちらの方が多めかな?
露天に関しては形も広さもほぼ相似でした。
このトロトロの温泉、見た目は優しいお湯なんですが不思議なくらいドッと疲れるガツン系のお湯でした!
私は普段温泉旅館に泊まる際はチェックインしてから寝るまでに3回くらい、朝はチェックアウトするまでに2回は入浴し合計5回は最低でも温泉に入るのですが今回きくむらさんではお湯の効力なのか疲れてしまい夜2朝1しか入れず……
悔しいですがお肌はツルツル、自律神経もととのいましたので効力のある本物の温泉だと思います!
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【小野上温泉 きくむらの食事】しっかりと丁寧に作られた手のこんだお食事。目にも鮮やかで女性受けしそう
夕食
夕食は18時か18時半からとのことでしたので、18時でお願いしました。
食事は夜、朝ともに1階の玄関を上がって左手にある大広間でいただきます。二間続きになっていて一応襖で仕切られている感じでした。この日は宿泊者が私ともうお一人だけでしたので、一人一間でいただけました。
見ただけで丁寧に作られたのがわかる綺麗なお食事がずらり。
そして個人的にとても嬉しかったのは、テーブルにお水もお茶も用意されていたこと。私は水をすごく飲む人なので、わざわざお店の人に頼むのが気が引けてしまうんです。だからテーブルに置かれていると自分の好きなタイミングでたくさん飲めて幸せ。
ドリンクのメニューはこんな感じで品揃えも豊富ですね。私は今回は群馬の地酒の”谷川岳”を一合、常温でいただくことに。
乾杯🌟
お品書きもしっかりあるのが嬉しいところ。加えて宿の方がとても丁寧に食事の説明をしてくださいました。
まずは前菜から。左からほうれん草とベーコンのキッシュ、虹鱒のマリネ、花豆。
キッシュはチーズもたっぷりで濃厚で美味しかったです!そして群馬名物の花豆。どこか別の旅館でも頂いたことあるよな〜と思ったらこのブログを始めたばかりの頃に泊まった四万温泉の積善館さんのおやつでした。
お造りは鯛、シルクサーモン、岩魚の絹田巻き。
シルクサーモンと岩魚は近場のものだそう。シルクサーモンって何?と思ったのですが、桑の葉を餌に与えた鱒のことだそう。しっかりとした歯応えで身が厚くて美味しかったです。
岩魚の絹田巻きはカニカマを岩魚でつつみ、さらにそれを薄く引いた大根で巻いたもの。
海のない群馬なのにお刺身か〜とちょっと思ったのですが、地物の淡水魚をうまいこと活用した美味しいお造りでした。冷凍物をただ出すより、こういう一工夫があると「よく考えられたメニューだなあ」って思えますよね。
焼き物はアコウダイの西京焼き。これが日本酒に合う……
海老と鯛の唐揚げは写真だとわかりづらいと思うのですが鯛の下になんとエビが4尾も隠れていました!さっぱりソースといただきます。
湯葉の含め煮は、大きめの湯葉巻き2つにみぞれ餡がかかっていて食べ応えもあります。湯葉大好きなので嬉しい。
筑前煮もお野菜がメインでしっかり美味しい。
そして群馬といえばの刺身こんにゃく。自家製だそうです。下に敷かれているたっぷりのワカメと酢味噌でいただくと、今までにないおいしさでした。
そして本日のメインは上州赤城鶏の溶岩焼き。しっかりと脂の乗った地鶏を溶岩で焼くと、外はパリパリ中はジューシーに!ポン酢でさっぱりといただきました。
ご飯は釜飯の炊き込みご飯です。ご飯が炊けた頃に宿の方が卵スープとお漬物を持ってきてくださいました。
デザートにはわらび餅をいただきました。大きめのわらび餅がなんと5個も!
最初見た時、少し量が少ないかな?と思ったんですがそんなことありませんでした💦お腹はち切れそうなくらいです。
そしてお料理は全体的にとても丁寧に作られていて、繊細な味付けで美味しかったです。女性のお客さんが好きそうな見栄えもする綺麗な盛り付けで、目にも楽しいお食事でした。
朝食
朝食は7時半か8時からとのことでしたので、7時半でお願いしました。朝食前にひとっ風呂浴びてからまた1階に向かいます。
おお、朝食もまた目にも鮮やか……!
席に着くと一口分の量の十六石米とシジミのお味噌汁を持ってきてくださいました。このシジミの味噌汁がめちゃくちゃ美味しくて!しっかり出汁が出てるしシジミもたっぷり。朝の体に染み渡ります。
気になる蓋を開けてみると、出来立てのお豆腐が出てきました。
可愛い小皿にたっぷり盛られた薬味をポン酢に入れていただきます。あったかいお豆腐って美味しい〜〜。
ほうれん草かな?と思ったらまさかのシラス、オクラ、モロヘイヤのネバネバ小鉢。ひと手間かけたお料理が多いのもきくむらさんの特徴ですね。
大きな卵焼きは出汁がしっかり効いた少し甘めの味付けで美味しかったです。
鮭もふっくらしていて美味しかったです。
お漬物、切り干し大根など野菜類が多いのも嬉しいポイント。
ちなみにご飯はお櫃でいただけます。二杯もおかわりしてしまいました……!
朝から手の込んだしっかりとした朝食がいただけて幸せですね〜。旅行サイトを見てもきくむらさんはお食事の評価がどこもとても高かったんですが本当に納得。
ご馳走様でした!
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【小野上温泉 きくむらの宿泊代金(一人泊)】二食付きで13530円でした
一泊二食付きで13530円(+入湯税150円)
今回はじゃらんから一番スタンダードなプランを予約しました。
じゃらんのブロンズ会員限定の2500円オフのクーポンを使い、ポイントも3500円分充てたので実際にお支払いしたのは7530円でした。
じゃらんの上級会員クーポンは本当にお得
※2023年8月現在、予約可能予約サイトはじゃらんのみ
【お気に入り度】★★★★☆ 人気の理由がわかる宿。初めての女性一人旅でも安心の宿
とっても居心地の良い宿でした。館内はどこもかしこも清潔なのはいうまでもなく、かゆいところにも手が届く配慮がありがたかったです。食事の際に各テーブルにお茶もお水も用意されていたり、洗面台にハンドクリームまで用意されていたり…ちょっとした工夫で更に快適性を上げているところがさすがだなと思いました。
トロトロの温泉は肌に優しく、お肌ツルツルに。しかし優しい見た目にも関わらず中々にガツンと疲れるパワー系の温泉でした。貸し切り利用なのでのんびりしたい女性の一人旅にはとってもおすすめなポイントですね(もちろん男性一人旅にも)。
公共交通機関だと若干アクセスが悪いのが難点ではありますが、JR吾妻線にのんびりゆられるのも悪くないと思いました。今回私は予約が面倒で東京から在来線で高崎まで行きましたが、新幹線に乗ればもっと楽ちんですし。
食事も美味しく、量もちょうどよく、泊まればスッキリと健康になれる宿だと思います。改めて群馬の温泉の豊富さに驚いた滞在でした。
※2023年8月現在、予約可能予約サイトはじゃらんのみ
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