こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
静岡県伊東は宇佐美にある「中島荘」さんに女一人泊して来ました。
- 塩っけのある熱めのストロング系の温泉が100%源泉掛け流し
- 潮騒の音が響くオーシャンビューの部屋
- 地物のアジが絶品!食事は部屋食でいただける
中島荘さんは東京からもほど近い伊東市は宇佐美にある全6室の小さな民宿です。一人泊でも二食付き1万円を切るお値段で泊まれてお部屋はオーシャンビュー、かつ塩分を感じる熱めの温泉が100%掛け流しで堪能できる素敵な宿でした。
熱海からは伊東線の各駅停車で4駅ほどと、東京からのアクセスが良いのもポイント。昭和42年創業の宿なので設備が古いのは否めませんがお部屋はとても清潔で居心地も◎。この価格帯の宿にしては珍しく部屋にトイレ・洗面台があるもの嬉しい。
今回はそんな「中島荘」さんをご紹介します
ちなみ今までの伊東の温泉宿泊記はこちらからどうぞ↓
宇佐美温泉 中島荘に女一人旅
【宇佐美温泉 中島荘のアクセス】東京からのアクセス◎最寄り駅から徒歩7分、近所にはスーパー・コンビニ・ドラッグストアあり
- 〒414-0001 静岡県伊東市宇佐美1746−1
- 品川から熱海までは新幹線で約35分(3740円)、もしくは普通電車で2時間弱(1645円)。そこからJR伊東線で約20分で宇佐美(242円)
- 宇佐美駅からは徒歩7分の好立地
私は熱海や伊東などの静岡東部の温泉が大好き。なぜかっていうと特に飛行機やバスの予約をする必要もなくふらっと気軽に行けるからです。
特にMy favorite温泉地・伊東には何度も来たことがありましたが、実は伊東線で伊東駅の一駅手前にある「宇佐美駅」には興味はあれど降りたことはなかったんです。
てなわけで今回初宇佐美です
東京から宇佐美までのアクセスはまずは熱海を経由することになります。例えば品川を起点とする場合、熱海までは新幹線で約35分(3740円)、もしくは普通電車で2時間弱(1645円)です。
そこからJRの伊東線に乗り換えて約20分(242円)で宇佐美駅に到着。(全て2023年2月現在の料金)
今回の伊東線は伊豆急アロハトレインでした。
宇佐美駅はお隣の伊東駅に比べてもかなりこぢんまりとした印象の駅。(伊東も熱海に比べると大分落ち着いた駅ではありますが……)
ここから徒歩7分で本日の宿「中島荘」さんに到着です。
ちなみに徒歩5分圏内にはコンビニ、ドラッグストア、そしてスーパーもあり便利。
玄関を開けると女将さんがすぐに出迎えてくださいました。食事の時間の説明を受けたあと、お部屋の鍵をいただきました。
【宇佐美温泉 中島荘のお部屋】宇佐美海水浴場を望むオーシャンビューのお部屋!びっくりする居心地の良さ
公式HPによると創業は昭和42年とのことで確かに建物からは年季を感じます。ちなみにエレベーターなどはなく階段のみですので足の悪い方は注意が必要かも。
本日泊まるのは三階の「天城」というお部屋です。
部屋の玄関部分を過ぎて襖を開けると思わず「おお!」と言ってしまうような景色の良いお部屋が!
こちらのお部屋は角部屋だったのでなんと2面が窓になっています。この日はあいにくの曇りでしたがそれでも光がたっぷり入ってきて居心地の良いお部屋です。
宿の目の前には国道を挟んで宇佐美海水浴場があります。宿泊したのは冬だったので誰もいませんでしたが夏場は海水浴客で賑わうそうです。
楽天トラベルやGoogleのクチコミを見ると「国道の車通りがうるさかった」という評価があったのですが私は特には気になりませんでした。どちらかというと波の音の方がよく聞こえたように思いますがそれは旅情かなあと思います。
お茶セットはちゃんと茶葉のもの。ポットは沸かし返しはできないので朝食時に女将さんが新しいものに交換してくれます。
アメニティはごく一般的な感じ。”民宿ですのでお布団の上げ下げはご自身でお願いします”と公式HPにあるようにパリッとしたシーツと枕カバーも用意されています。
お布団は押し入れから出します。
TVはやや小さめです。それにしても海に面した窓から陽の光が入ってくるのが最高に気持ちのいいお部屋です!
窓の外に止まっていたのはウミネコ?カモメ?
ちなみに玄関部分まで戻ると洗面台とトイレがありました。楽天トラベルには「バス・トイレ無」になっていたのでこれは嬉しい誤算!他の方のブログをみる限り、洗面台・トイレのないお部屋もあるようなのでこれは女一人旅に配慮してくださった……??
ラッキー!ありがたいです
《布団チェック》布団の上げ下げは自分で
先述の通り布団の上げ下げは自分で行います。シーツ、枕カバーは押し入れに入っていました。
《Wi-Fiチェック》Wi-FiはないのでPCを使う場合はテザリング必須
2023年2月現在、中島荘さんにWi-Fiはありません。
ここは改善希望かもです。
ちなみに私は楽天モバイルを使っているのですが、中島荘さんは楽天モバイルの電波圏内でしたので高速データ通信は使い放題で問題ありませんでした。(楽天モバイルは高速データ通信が使い放題で2980円なのです。2023年2月現在)
【宇佐美温泉 中島荘の温泉】塩っけのある熱めの温泉が100%掛け流しで楽しめる。ガツン系のお湯
中島荘さんには男女別の内湯が1つずつあり夜は24時まで、朝は6時半から入浴が可能です。ただし女将さん曰く、朝は30分くらいはお湯がぬるいそうです。
- 塩分でガツンとくる熱めの温泉が100%源泉かけながし
- シャワーや蛇口のお湯も温泉
- 夜は24時まで、朝は6時半から入浴可能
温泉は1階の玄関の奥にあります。手前が男性用で奥が女性用です。
こういう宿オリジナルの表示があるとそれだけで一気に嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか?お湯に対するこだわりや誇りを感じます。
このご時世ですので温泉は他の方と同じタイミングではいることは推奨されていないようです。つまり貸切での利用が前提!全6室の宿だからできることかと思いますがのんびり入れて嬉しい。
脱衣所はかなりコンパクト。誰かいたらかなり手狭かと思いますが先述のように現状では貸切での利用が推奨されていますので問題なし。
お部屋もですが建物自体の年季はもちろん否めませんがそれ以上に清潔感があるので気持ちよく利用できます。
クレンジングや洗顔料などが置かれていました。このドライヤーの風量はちょっと微妙だったな…(毛量多い族より)。
ではいざお風呂へ……
かなりこじんまりとした浴室で浴槽も小さめ。HPによると女湯は3人定員と書かれていましたが3人入ったらかなり手狭かと。
シャワーは一つですが別にもう一つカランがあります。ボディソープとリンスインシャンプーも備え付けあり。
ちなみにシャワーや蛇口のお湯も温泉だそうで泡立ちが若干悪かったです。
かけ湯をしてから入浴…と言いたいのですが湯温がかなり高い!おそらく45度以上はあるんじゃないかと。体がお湯に慣れるまで何度も何度もかけ湯をします。
徐々に熱いお湯に慣れてきたのでソロソロと入浴。かけ湯をしたもののかなり熱めでシャキッとしたお湯です。
温泉成分がこびりついた味のある湯口。この蛇口タイプを捻って入浴する人が好みでお湯の量を調整できるようになっています。
しかし上述の通りお湯がかなり熱く、湯口から供給されるお湯はおそらく50度くらいはあるので調子に乗って蛇口をフルオープンにして放置なんてしたら熱すぎて入れなくなってしまいます。
試しに湯口からお湯を少しとって口に含んでみると、ほんのりと感じる塩気。海に近い温泉だなあと実感させられます。
熱めの湯温のせいなのか塩分のせいなのか、かなりどっしりと疲れるお湯です。熱すぎて長湯はしたくてもできないのですが短時間の入浴でも体力を奪われるような、そんなパワー系の温泉でした。
私が宿泊した日はおそらく私以外に女性の宿泊者がいなかったのかいつ行っても女湯が空いていたのもありがたかったです。
【宇佐美温泉 中島荘のお食事】アジのタタキが絶品!部屋食でいただけてボリュームもたっぷり
夕食
中島荘さんではなんとお食事は朝晩ともにお部屋でいただけます。
チェックインの際に夕食は18時か18時半と言われたので18時でお願いしました。
時間になると女将さんが部屋まで食事を持ってきてくれます。大きめのお盆にお皿を載せて持ってきてくださるので配膳は自分でやるスタイルです。
私は旅館などで人にお皿を並べてもらうのを待つのがなんだか申し訳なくて(所在なくて)苦手なので自分で好きに配膳できるのは結構タイプかも。
全部並べたらこんな感じ!品数も多くて彩りも豊かで楽しい✨
まずは伊豆といったらのお魚!!アジのたたきにマグロです。このアジのタタキが新鮮でめちゃくちゃ美味しかったんです!!身がしっかりしていてアジの味も濃くて過去一のアジのタタキでした。
天ぷらは揚げたてではありませんが温かいものをいただけます。横に添えてある抹茶塩でいただくのですが大きな海老は大葉に巻かれていたりと芸が細かい!
旅館でいただく茶碗蒸しが大好きです。優しくて上品な味でほっこり。
そしてこちらも一際目を引く大きい海老!上にのっているのは多分グラタン風のソースなのですがエビがブリブリでグラタンソースとマッチして美味しい。
陶板焼きは自分で火をつけていただきます。おそらく鍋の底にバターが軽く敷いてあり、そのおかげで蓋を撮った時にふんわりといい香りが。
ご飯はお櫃でいただけるのでたくさん食べたい方にもGOOD。
デザートにはフルーツをいただいて大満足の夕食でした。
やっぱり海鮮が美味しいよね〜〜
ちなみに食べ終わったら食器をまたお盆に戻して廊下に出しておけば下げてくださいます。
朝食
朝食の時間は7時半か8時とのことでしたので7時半でお願いしました。こういう時必ず早い時間を選択してしまいます(なぜならお腹が空くから)。
朝食も夕食と同じように大きいお盆に持ってきてくださるのでそれを自分で配膳します。
「ザ・旅館の朝食」という感じの和食が嬉しいですね〜〜!!
まず一際目を引くアジの干物!パリッと焼けていて美味しい。あとから知ったのですが伊東や宇佐美のあたりはアジがよくとれるそう。そういえば昨年宿泊した伊東のゲストハウス倭荘さんでも朝食にはアジの干物が出てきて美味しかった記憶があります。
こちらはシラス、かまぼこ、佃煮そして卵焼き。卵焼きは甘めでいい意味で家庭の卵焼きの感じがしました。好き。
金平牛蒡はお肉も入っている豪華バージョン。濃いめの味付けでご飯が進みます。
旅館の定番のご飯のお供たちもあり……
お味噌汁はなんとアサリとわかめでした!旅館で出てくる味噌汁でアサリは珍しいので嬉しい!身も大きくて美味しかったです。
ご飯は夕食と同じくお櫃でいただけるので2杯も食べちゃいました。
朝晩ともにお部屋でのんびりいただけるのが本当にありがたいですね。
ごちそうさまでした!
【宇佐美温泉 中島荘の宿泊代金(一人泊)】二食付きで1万円を切る価格!近場にこんな穴場があったとは……
一泊二食付きで9400円(+入湯税150円)
今回は全国旅行支援の第二弾で20%オフで宿泊することができたので実際にお支払いしたのは7520円でした。それに加えて地域クーポン2000円分もいただきました。
建物はかなり古いものの設備は整っていますし、食事も結構豪華で泉質も良くて9400円はかなりお値打ちかと思います。部屋にもよるようですが今回私が泊まったお部屋にはトイレも洗面台もついていました。
伊東エリアは安くていい宿が多いのでどんどん開拓していきたいですね。
【お気に入り度】★★★★☆ 景色がよく気持ちの良い宿。食事も美味しく温泉も個性的。近場にいいとこ見つけちゃった!
- 波の音が響く居心地の良いオーシャンビューの部屋
- これぞ海辺の温泉!といった塩気のあるお湯が100%源泉掛け流し
- 地物の海鮮たっぷりの食事は部屋食でいただける
「居心地の良い宿」この一言に尽きる!
温泉もお部屋もお食事も宿の方との距離感も、全てが ”ちょうどいい感じ” で肩肘張ることなくまったりとくつろげる宿でした。
例えば食事。部屋食ですが宿の方はお膳だけ持ってきてくださって後は宿泊客が自分で配膳し、食べ終わったら廊下に出しておく独自のスタイルも、下手に気を使わなくていいのが気に入りました。私はいつも宿に泊まると給仕をしてもらうのが苦手で「なんだか申し訳ない」と思ってしまうタイプなので、このくらい自分の裁量で好きにさせていただける方が気が楽なのです。量も食べ過ぎない量ですが程よく満腹になるし、地物のお魚をメインにした食事はしっかり美味しかったです。
お部屋も昭和を感じる造りながらも必要なものは揃っていてしかも海が見えるのが素晴らしい。今回は角部屋を頂いたこともあり窓が二面で光がたくさん差し込んできて本当に気持ちよかったです。一応楽天トラベルでは全てのお部屋が「バス・トイレなし」になっていましたが私のお部屋には洗面台とお手洗いがありました。でも他の方のブログを見ていると、洗面台とお手洗いがない部屋だったという記載もあるのでこればかりは運かとも思います。
宇佐美という立地も東京から近く、普通列車だけを乗り継いでもプラッと来られちゃう距離感なのも素晴らしい。それでいて最寄りの宇佐美駅からは徒歩7分の好立地で、徒歩5分圏内にはスーパー、ドラッグストア、コンビニもあります。
疲れた日常のリフレッシュに、気軽に泊まりにいきたい宿だなあと思いました。
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