箱根で気軽に立ち寄れる共同浴場をご紹介します
底倉温泉 凾嶺さんを目的に箱根に出かけたた帰りに、「もう1湯くらい巡りたいな…」と思い立ち寄った太閤湯さん。
太閤湯さんがあるのは箱根の「宮ノ下」。底倉温泉 凾嶺さんから徒歩3分くらいのところに位置しています。
底倉と宮ノ下の境界線のあたりなのか、ネットでは太閤湯さんは宮ノ下の温泉としても底倉の温泉としても紹介されています。
「太閤湯」という名前の由来は、その昔太閤豊臣秀吉が入浴したと伝えられることから。
小田原攻めの時に豊臣秀吉も浸かったとされる湯を今も引いているそうです。
昔から地元の方に愛されている共同浴場なのですが、なんと今の管理人さんは外国の方です。
中々にユニークな温泉で、且つ温泉一人旅にもオススメなので紹介したいと思います。
- 目の前の高級旅館と同じ源泉を600円で堪能
- アチアチの65度の源泉かけ流し!さっぱり入れる
- 独泉率高めな予感!
箱根の源泉かけ流しを600円で堪能できる宮ノ下の太閤湯
ネットでの口コミを見ていると、以前は地元の名物おばあちゃん(ちょっと怖い、でも本当は優しい)が管理していたという太閤湯。
元々は地元の方向けの共同浴場だったこともあり、観光客は入りづらかったそう。
(本来共同浴場って地元の方のためのものですからね。観光できている方はマナーを守らない方もいるし仕方ないかも)
ですが、時代は流れてなんと今の管理人さんはなんと外国の方。地元の方以外も気軽に立ち寄れるようになったそうです。
目の前にある高級旅館「富士屋ホテル」と同じ源泉を使用していることでも有名。
共同浴場大好きな私、しっかりマナーを守った上でお邪魔してきました!
【公共交通機関アクセス】さすが観光地箱根!路線バスも頻発していて足には困らない
箱根の温泉は大体の場所は公共交通機関だけでアクセス可能。小田原駅もしくは箱根湯本駅を起点にバスでアクセスできます。
今回訪れた太閤湯もアクセスが非常に良い温泉地で、小田原駅からバスで30分で行くことができます。
大体の温泉地はバスはあっても1日に数本ということもザラですが、さすが観光地・箱根は10〜20分ごとに一本はバスが出ています。ペーパードライバーにはありがたい……
函嶺さんの最寄りのバス停は「ホテル前」。バス停を降りるとすぐに太閤湯さんの看板が見えます。
そこから坂を10歩くらい下ったところに太閤湯さんがあります。
趣のある、ちょっと鄙びた外観!いいですね〜!!
ドアを開けて「こんにちは〜」と声をかけると奥から南アジア系のお姉さんが出てきて「初めてのご利用ですか?」と。日本語、めちゃくちゃお上手…!
利用方法をものすごく丁寧に説明してくれ、今誰もいませんからごゆっくり〜と言ってくださいました。
お姉さんから受けた説明は以下の通り。
- 源泉は65度あって熱いので今は止めてあります。蛇口を捻って出してね
- 中には石けんなどは一切ないですよ
- 出る時は蛇口を全部締めてください
先に料金600円をお支払いし浴室に向かいます。
【温泉】熱々の源泉かけ流しを貸し切りで堪能
さて、女湯には浴室が2つありました。
浴槽ではなく、浴室が2つです。私以外にお客さんはいないとのことだったので二つとも見比べてやや広めの温泉に入ることにします。(写真の奥に写っている扉の方です)
さて、ではお風呂を見てみましょう。
浴槽は四角形で小さめ。3〜4人入ったらいっぱいになる大きさです。
先ほどお姉さんが言っていた通り、蛇口はしまっていて今は温泉は流れていません。
洗い場も簡易的な感じで、石けんやシャンプー、ボディーソープなんかはありません。
共同浴場なのでなくて当たり前ですね。
では、お風呂に入りましょう…蛇口を捻って温泉を出します。
おお、かなりの勢いでめちゃくちゃに熱い温泉が流れ込んできた!笑
元からたまっていたお湯に熱いお湯が注ぎ込まれていい感じの熱さになっていきます。
\ふぅ〜〜〜極楽…/
共同浴場なのに他の人が誰も来ないで独り占めだなんて、なんて贅沢なんでしょう。
函嶺さんみたいに凝ったお風呂もいいけれど、私はこういう地元の人が毎日入りにくるような共同浴場が大好きです。
浴槽の素朴さとかが逆に素敵なんだよな…
サラッとしていてクセのないお湯です。熱いけどさっぱり入れます。
箱根には様々な泉質の温泉がありますが、宮ノ下とか底倉の温泉は入りやすいですね。
可愛い魚の温度計があったので浮かべてみました。
だいぶ大雑把な温度計ですが「あつい」のところまでメモリが来ているのがわかります。
うん、だって熱いもん笑。蛇口締めよう…笑
運よく共同浴場の温泉を貸し切り状態で楽しむことができなんだかラッキーな気分。
帰りもお姉さんが笑顔で送り出してくれて、身体だけでなく心もポカポカになって帰りました。
【日帰り温泉料金】600円 ちょっと高めの共同浴場
どうやら私が訪れた2021年9月から入浴料の値上げがされたらしいく500円→600円になっていました。
共同浴場にしてはちょっとお高めかな。
ただその代わり、割といつも空いているそうなので運が良ければ独泉できます。
総括:一人でも利用しやすい共同浴場
【総合点】
地元の方だけでなく、観光客も多くて一人でも入りやすい共同浴場です。
管理人さんが外国の方なのもユニーク。
高級旅館と同じ源泉をリーズナブルに楽しめます。
ただ共同浴場なのでアメニティなどは皆無に等しいです。そのあたりの準備をして向かいましょう。
アクセスのしやすさ
小田原駅もしくは箱根湯本駅からバスで簡単にアクセスできる。
思い立ったらすぐ行ける距離にあるのがありがたい。
料金
共同浴場で600円はちょっと高いがその分独泉できたのでラッキーかも。
温泉
クセがなくて入りやすい温泉。
ただ激アツなので気をつけて笑。
コメント